kaico

株式会社フォームレディ

良質なホーローの道具を作りたい。日本の生活に馴染む道具が欲しい。そして日本の職人と日本で作りたい。そうしてkaico(懐古)は生まれました。性能を素直に形造ると潔い形になりました。素直な形で日々の生活に溶け込み、いつも、いつまでも使ってもらいたい。
画像提供元:株式会社フォームレディ

1. 日本の作り手とともに

衛生的で人気のある素材の琺瑯は、鉄を加工した形にガラス質の釉薬を焼きつけたものです。透明感のある美しい表面、酸にもアルカリにも強く、金気や匂いを食材に移さず、変色や摩擦にも強い素材です。熱伝導が緩やかなため、熱を逃さず保温性にも優れています。また表面は硬く滑らかで汚れがつきにくくお手入れも簡単なところも人気の理由です。釉薬のかかり具合や焼成条件により一つ一つ表情が変わる「陶器」に近い「曖昧さ」が、愛着に繫がります。琺瑯は工業的に製造しますが、ひとつひとつ手間をかけた繊細な手仕事の品々であり、まさに工芸品です。


kaicoの作り手のこと

技術×技術から生まれるkaicoのものづくり。
製造工程は、主に金属加工と琺瑯加工の2つに分かれます。まずは金属加工の昌栄工業さん。非常に技術力が高い工場であり、難易度の高いケトルを得意としています。生地の良し悪しで琺瑯加工の作業性や歩留まりが変わりるので、ひと手間加えてでも妥協を惜しまず、改善に改善を重ね琺瑯加工がしやすいように技術と経験で日々真摯にものづくりされていらっしゃいます。そしてそれを受ける琺瑯加工の阪和ホーローさん。今や数社となった家庭用品の琺瑯加工メーカーで、特に仕上げの良さが要求されるkaicoの琺瑯加工を日々改善を加えつつ、最善を尽くしながら作れられています。そんな二社の工場が協力し合い、kaicoのものづくりは行われています。

 

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