業務用の良さを活かしたものづくり
新潟県の燕三条は、全国的にも有名な金属加工の土地です。多くの工場が集まるこの土地では、それぞれ専門分野に分かれて工場を構える「分業制」で商品がつくられているのが特徴です。分業制のメリットは、それぞれの専門分野を活かすことで、高品質な商品がつくれることです。本間製作所さんの「仔犬印」は親しみやすく愛着をもってもらいたい、お客様のもとで商品を育てて欲しいという思いを込めて命名しました。本間製作所さんは、業務用厨房用品をはじめ、家庭用の調理道具など約2,200点のアイテムがあります。長年業務用としてプロの現場で活躍してきた商品を、家庭用に向けて改良したものも多くあります。業務用の商品はプロ向けだからこそ丈夫で、便利な商品が多いもののサイズが大きいなど、残念ながら家庭では扱いにくいものが多い中、改良して家庭で使いやすい商品を次々と開発されています。

金型の重要性
約10年前に開発された商品の中に、下ごしらえのときに使用する定番の角バットの仕様を変えた「フラットエッジバット」があります。これは通常の角バットの上部のフチは巻き込みがあるので水切れが悪い、同じサイズのバットを重ねるとピッタリくっついて離れにくいというお客様の声を採用し、当時海外で見つけた角バットにヒントを得て、新たに理想的なバットを完成させて出来た商品です。全サイズラインナップが完成するまでに約2年もの時間がかかり、開発された渾身のアイテムです。
フラットエッジバットは「金型づくり」から始まります。この「金型」でステンレスの板をプレス(圧力をかける)して、数工程かけて変形させて成型していきます。その一気に形状を変形させると材料が切れたり不要なしわが出来てしまうので、少しずつ変化させていく必要があり、工程毎に「金型」は存在します。そのため一つの商品を成型するのに4~7、8個の金型が必要になるのです。
フラットエッジバットは「金型づくり」から始まります。この「金型」でステンレスの板をプレス(圧力をかける)して、数工程かけて変形させて成型していきます。その一気に形状を変形させると材料が切れたり不要なしわが出来てしまうので、少しずつ変化させていく必要があり、工程毎に「金型」は存在します。そのため一つの商品を成型するのに4~7、8個の金型が必要になるのです。

お客様の声を活かして




まず商品を加工に適した形状に抜き出します(ブランキング)。次にゆっくり圧力をかけて形状を変化させます(プレス)。金型を替えながらこれを数工程繰り返します。工程ごとに材料にしわや裂けがないかを確認し、問題があれば金型を削り微調整します。また気温や湿度、材料のロットによっても成形が変わってくるので、都度圧力やスピードを調整しながら形作っていきます。成型後は、余分な部分を「側抜き」し、バリを削り取り除いて、プレスにより発生する表面の荒れを研磨して完成します。
バットに合わせる蓋(トレー)には、使い易い加工が施されています。それはトレーの外径をバットの縁よりも少しだけ大きくすることで、セットしたときに収まりが良く、取りやすいなど数段便利になっています。お客様の声と使い勝手を考えて生み出された「フラットエッジバット」は、使う人なら分かる便利が詰まった使いやすいアイテムです。
バットに合わせる蓋(トレー)には、使い易い加工が施されています。それはトレーの外径をバットの縁よりも少しだけ大きくすることで、セットしたときに収まりが良く、取りやすいなど数段便利になっています。お客様の声と使い勝手を考えて生み出された「フラットエッジバット」は、使う人なら分かる便利が詰まった使いやすいアイテムです。
KOINUの作り手のこと
仔犬印の強みは自社で「金型」を作る技術があることです。金型の種類は8,000以上もあり、「こんな商品をつくりたいけど… 一からつくらないとダメだろうか?」「この金型を応用すれば〜」通常新商品を作るまでには、金型も含めて3~4ヶ月を要しますが、ベテラン技術者からの経験を活かしたそんな助言があるからこそ、短時間で効率良く商品開発ができるのです。ベテラン技術者なくしては新商品の開発はできません。新商品開発を通して知識や技術が継承され、業務用のみならず、家庭でも使いやすい商品に至るまで次々と新しい商品が生み出されていきます。
仔犬印の商品一覧
![]() ¥1,430 | ![]() ¥2,090 | ![]() ¥2,530 |
![]() ¥2,860 | ![]() ¥1,155 | ![]() ¥1,540 |
![]() ¥1,650 | ![]() ¥1,705 | ![]() ¥594 |
![]() ¥649 | ![]() ¥770 | ![]() ¥935 |