姫野作. 本手打 段付鍋9寸/27cm


サイズ:28×33.5×18cm
容 量:満水時/4.7L
重 量:1,530g
素 材:アルミ
生産地:大阪府八尾市
直火/ 可  IH/ 不可   食洗機/ 不可
¥47,300 (税込)

職人による手作りのため、雰囲気が多少異なる場合がございます。


調理の強い味方、職人が作る鍋

大正13年から続く大阪府八尾市の老舗鍋工房「姫野作.」。槌目の美しいアルミの段付鍋は、見た目の美しさはもちろん、機能性も抜群の逸品です。ひとつひとつ丁寧に作り上げる鍋は、手作りだからこそ唯一無二の存在感を放ちます。


日本独自の形状の段付鍋は、文字通り内側に段が付いている鍋のことです。段がついているので吹きこぼれにくく、たっぷりのお湯で野菜を茹たり、煮込み料理におすすめです。また対流に優れているので、パスタなどの麺類にもお使いいただけます。段の部分にセイロをのせることで、セイロ鍋にもお使いいただける何にでも使える万能鍋です。大容量なのにアルミ製なので軽く、錆にくい両手鍋です。しっかりとした作りで存在感があり、持ったときにも安心感があります。国内に数人しかいない手打ち鍋の作り手である3代目の姫野寿一氏がひとつひとつ丁寧に仕上げたこの段付鍋は、一生ものの鍋になること間違いありません。出番の多い定番の道具だからこそ、長く使える良いものを選びたいものです。

 




手打の綺麗な槌目

平らなアルミ板は手で簡単に曲げられるほど柔らかい素材です。それを叩き締めることで手では到底曲げることができないほど硬い素材へと変化します。この叩き締めて出来た表面の凹凸を槌目と言います。職人技でしかなし得ないこの技術は、人の手から作り出されたとは思えないほど綺麗な雪の結晶のような形が連なります。槌目の役割は意匠と硬化だけではなく、鍋肌の表面積が広がることで、熱伝導が向上して、火の通りが早くなり、食材に熱が均一に伝わります。鍋をひとつ作るのに800〜900回ほど叩いて仕上げています。特に大事にしているのは、鍋底の立ち上がり部分である角です。僅か1cmの幅に金槌で4段もの槌目を入れて叩き締めることで、耐久性に優れた丈夫な鍋に仕上がります。工房では日々カンカンカンと鍋を叩くリズミカルな音が響き渡っています。


この厚み伝わりますでしょうか?「姫野作.」の本手打鍋は板厚3mmと純度の高い厚手のアルミ板を使用しているので、蓄熱性に優れ、熱が柔らかく伝わり、焦げ付きにくく、じゃがいもやかぼちゃなどの根菜も芯までふっくらと美味しく煮えます。手に取った瞬間から、手間を惜しまず丁寧に作られたこの段付鍋の何とも味わい深い手仕事ならではの趣を感じていただけると思います。




 

一緒に使うと便利なアイテム
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道具のお手入れ術
[ご使用の前に]
▪︎ 米のとぎ汁を満水近くまで入れて、弱火で20~30分ほど火にかけてください。
被膜ができて変色の発生を減らすことができます。
* 1ヶ月に1度定期的に行っていただくと効果的です。

[ご使用の後に]
▪︎ 洗剤を使ってスポンジで洗ってください。

[取扱注意事項]
▪︎ アルミ製のため、IHコンロではご使用いただけません。
またアルミの特性上、ご使用期間に関わらず黒く変色することがございます。
使用上問題はございませんが、気になる場合は水を満水近くまで入れて、
酸性のレモンやお酢を加えて弱火で20~30分ほど沸かしてください。
黒ずみをある程度取り除くことができます。
▪︎ 槌目加工のため、制作時に傷や跡などが発生する場合があります。ご了承ください。
▪︎ 調理後はなるべく早く中身を別の容器に移してください。変色の原因になる可能性があります。
▪︎ 鍋の変形や破損に繋がるため、空焚きはしないでください。
永くご愛用いただくために、お直しも承っております。