kaico/ 琺瑯の道具

懐かしいのに新しい道具
kaicoを作る上でのテーマは日本製造であること、そして「白と天然木」でした。昭和初期の製品に見られるような古く懐かしい「懐古」、繭のように白い「カイコ」。天然木以外の琺瑯部分は「すべて白い」という条件で「白」にこだわり、従来の常識では琺瑯がかかりにくとされていた縁部分にも、試行錯誤して琺瑯をのせることに成功した、今までなかった「すべてが白い琺瑯、kaico」を作り上げました。 


1. 機能充実の道具たち
大きな開口で洗いやすい形、持ちやすく熱くならない大きな木の取手、熱を受けるための底の広い形、そしてその形に日本の白木をつかい、素直に形にしていくといさぎよい形になりました。

2. パスタパン

東京都墨田区にある金属加工メーカーの昌栄工業さんと、日本にわずか数社となった琺瑯加工メーカー阪和ホーローさんの2社の技術とこだわりから生まれたkaico。小ぶりなのに5.7Lと大容量のこのパスタパン。充分な深さがあるので麺がよく対流し、美味しくもっちりなパスタに茹で上がります。パスタと言えば、湯切りが少々面倒ですよね?kaicoのパスタパンなら、中網の持ち手を立てたまま茹で、そのままスッと引き上げるだけ。持ち手の中央には菜箸を掛けて持ち上げられるよう工夫も施されているので、熱を感じず素早く作業できます。さらにこの中網には、秘密があります。湯切り穴の大きさを上は大きく、下へいくほど小さくしているので、しっかりとお湯だけを水切りし、麺を逃さないように計算されています。ガラス質の琺瑯は、匂いや汚れがつきにくく、保温性が高い材質です。中網を外せばカレーやスープなどの煮込み料理に両手鍋として使えてとても便利です。コンロの上に置きっぱなしにしても、絵になるほどシンプルなデザインで、収納時も、中網が本体にすっぽりと収まるので、高さが出ずにすっきりと収納できます。

使用イメージ

3. ミルクパンS

その名の通り、ミルクを温めるための片手鍋。小ぶりで深さがあるので、かき混ぜながらじっくりと温めることが可能。このフォルムとサイズ感が毎日手に取りたくなるほどの可愛らしさ。ガラス質の琺瑯のため、匂いもつきにくく、本来の風味を味わっていただけ、野菜を茹でたり、スープやジャムを作ったりと、少量の調理にとても重宝します。琺瑯独特の縁のカールが注ぎやすさにも一役買っています。また、熱をしっかり受けるための底広な形、熱くなりにくい木の取手と、細部に至るまで使い手の気持ちに寄り添って考えられていることを使うほどに実感します。

使用イメージ


 kaico/琺瑯の道具


パスタパン
29×23.5×17.5cm
容 量:5.7L
重 量:約1,910g
¥22,000 (税込)


ミルクパンS
27.5×13.3×9.3cm
容 量:0.92L
重 量:約510g
¥7,150 (税込)

直火/可 IH/可(ミルクパンSのみ不可) 食洗機/可(ミルクパンSと蓋を除く)
素 材:[共通]琺瑯用鋼板、琺瑯、楓[パスタパン中網]18-8ステンレス
生産地:東京都墨田区
作り手:昌栄工業株式会社
デザイン:小泉誠さん

 道具のお手入れ術

[ご使用の前に]
▪︎柔らかいスポンジに食器洗剤でよく洗ってください。
▪︎琺瑯の端面の黒い部分や取手の付け根の穴、端部カール内側に吊り痕がある場合がございます。どうしても製造工程上発生してしまうことがあります。琺瑯コーティングは施されておりますので、ご使用上問題ありません。ご安心してお使いください。
[取扱注意事項]
▪︎水分の少ないもの、炒めもの、煎りものにはご使用にならないでください。琺瑯の破損、劣化の原因になります。
▪︎天ぷらなどの揚げ物には適しませんので、ご使用にならないでください。
▪︎焦げ付いた場合、鍋が冷めてから温かいお湯を入れ、付着物が柔らかくなってからお手入れしてください。
▪︎取手の取り付けやビスが緩んだ場合は、ご使用にならないでください。取手やつまみが焦げたり、ひび割れ、変形した場合もご使用にならないでください。
▪︎琺瑯はガラス質です。強くぶつけるなどの衝撃をあたえると、破損の原因になりますのでご注意ください。
▪︎調理中や直後は、取手や蓋、つまみが熱くなっています。ミトンなどをご使用になってください。
▪︎空焚きは絶対にしないでください。誤って空焚きをした場合は、水などで急冷せず自然に冷ましてください。
▪︎IH対応(ミルクパンSを除く)ですが、火力が強いと稀に琺瑯が溶け出し、トッププレートが焼きつく場合があります。特に空焚きにはご注意ください。
▪︎IHでご使用になる場合、熱源であるIH自体が非常に熱くなります。煮物などの料理の際は、ヘラなどでよくかき混ぜながら調理してください。