程よい重さで安定感があり、土肌が手に馴染む、波紋櫛目のすり鉢。ひとつは持っておきたい道具のひとつです。普通すり鉢の目は直線に引かれていますが、このすり鉢は美しい曲線で描かれています。この曲線により、食材を上へ逃しにくく、摺りあがりがキメ細かくなるように工夫されています。あたったその場で摺れていくため、作業効率が良いのも特長のひとつです。食材への摩擦熱が少なく、香り高く摺り上がり、力のない高齢者の方にも少ない力で安心して使っていただけます。「山椒 擂粉木」とともにお使いいただくと便利です。すり鉢4寸・6寸には210サイズを、8寸には270サイズがおすすめです。
1. 波紋櫛目の効果
「すり鉢って左利きには摺りにくいんだよね…」の一言から生まれた、波紋櫛目のすり鉢。そう、すり鉢には目があるんです。すり鉢は、すり目がすり鉢全体に施されていることから、どの面でも摺れると思われがちです。しかし七代目はそこに疑問を持ちます。摺れている箇所は、擂粉木がすり目に逆らっている場所だけなのではないかと…。そこで意匠と作業性を考慮して、様々なすり目のテストを重ね、開発に約9年、ついに完成したのがこの波紋櫛目です。波の文様にすることで右回しにも左回しにも同様に摺ることができる優れもののすり鉢は、利き手に関係なくお使いいただけます。
2. 幅広く使えるすり鉢
自然薯はそのままをすり鉢にあてるだけでふっくらと摺り上がります。片口なので摺ったものをドレッシングに仕立てて、そのままダイナミックに器にかけても良いですし、例えば、ほうれん草の胡麻和え、胡麻を摺ってからほうれん草と和えてそのまま食卓へ、器としてもお使いいただけます。そして、通常考えもしない、すり鉢で作る浅漬け!高田の土は遠赤外線がでるため、漬物鉢に適していて、昔から漬物鉢なるものが作られていました。さらにすり鉢の摺り目で表面積が2倍になるので、漬物がより早く漬かります。不思議ですよね?実際作ってみたところ、押し蓋なしでもすぐ漬かり、いつもより美味しくさえ感じました。ぜひお試しいただきたい使い方のひとつです。
使い方いろいろ
直接摺ったり | 擂粉木とともに | 和え鉢として |
山只/波紋櫛目すり鉢
片口すり鉢4寸鉄黒
直径約12×8cm
重 量:約345g
¥5,500 (税込)
JUJU mortierすり鉢6寸 鉄黒
直径約18×8cm
重 量:約550g
¥8,250 (税込)
JUJU mortierすり鉢6寸 ワラ灰
直径約18×8cm
重 量:約550g
¥8,250 (税込)
JUJU mortierすり鉢8寸 鉄黒
直径約24×10.5cm
重 量:約1,400g
¥17,600 (税込)
JUJU mortierすり鉢8寸 ワラ灰
直径約24×10.5cm
重 量:約1,400g
¥17,600 (税込)
道具のお手入れ術
[ご使用の前に]
▪︎すり鉢と擂粉木を水に浸してから全体に右回り、左回りにゴーリゴーリと何度か回してください。すり目とすり目の薄いバリのようなものが出てきにくくなります。
▪︎食材の匂いや色移りを防ぐために、水に浸してからお使いください。
[ご使用の後に]
▪︎「しゅろのたわし」などで水洗いをし、よく乾燥させてから保管して下さい。