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冬瓜は6月~9月に収穫され、冬まで貯蔵できることから冬の瓜というが名が付けられました。冬瓜はウリ科の野菜でクセがなく、みずみずしい果肉で熱を加えるととろっとした食感になるのでスープや煮物に良く合います。今回ご紹介するのは冬瓜の冷たい煮物です。出汁には鶏の旨味と梅肉の酸味を加え、出汁をよく吸った冬瓜の果肉はとろっとジューシーでさっぱりとした味わいです。味のアクセントに香味野菜のみょうがや大葉を添えると夏バテでも箸がすすむ一品となります。
材料(4人分)
- 冬瓜 ・・・ 1/4個
- 鶏ムネ肉 ・・・ 100g
- 梅干し ・・・ 2個
- 利尻昆布 ・・・ 8cm角
- 鰹削り節 ・・・ 20g
- みょうが ・・・ 2個
- 大葉 ・・・ 5枚
- プラウト ・・・ 適量
- 水 ・・・ 800ml
- 食用重曹 ・・・ 適量
[出汁調味料]
- みりん ・・・ 大さじ1
- 醤油 ・・・ 小さじ1/2
- 男鹿の藻塩・・・ 小さじ1
HOW TO COOK!作り方
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1.冬瓜を1/4にカットし材料を準備します。鍋に水400mlと昆布を入れ30分程置いておきます。
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2.鍋に水400mlと鶏ムネ肉を入れ弱火で火にかけます。鶏ムネ肉に完全に火が通ったら、1.で別の鍋で水出しした昆布だしを火にかけ、沸騰したら鰹の削り節を入れ火を止めます。
鶏ムネ肉を火にかける時は沸騰させずにじっくり火を通すと身が硬くなりにくくなります。
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3.ボウルの上にザルを置き和晒を掛け、昆布鰹出汁と鶏出汁を漉します。
和晒・・・「さささ和晒ロール Free(ミシン目なし)」を使いました。キッチンペーパーのように和晒がロール状になっていて好きなサイズにカットできます。丈夫なので洗って何度も繰り返し使うことができます。
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4.冬瓜を食べやすい大きさにカットし、種とわたの部分は包丁で落とします。皮を薄く剥き、煮崩れしないように面取りします。
冬瓜の皮は硬く滑りやすいので皮を剥く時は手を怪我しないように気を付けてください。また身が柔らかいので、煮崩れないために外側の皮を剥いたあとに皮の表面にだけ隠し包丁を入れ、重曹を擦り込んで15分程置いておくと冬瓜のキレイな翡翠色が抜けにくく短い時間で煮ることができます。(皮の下処理が面倒な場合は硬い緑色の部分を取り除くだけで簡単に茹でることができます)
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5.冬瓜の皮の表面に擦り込んだ重曹を洗い落とし、沸騰した鍋に少量の塩を入れ、皮の方を下にして白色が透明になるまで茹でます。大きさにもよりますが茹で時間は30分程度が目安です。茹で上がったら氷水に入れて冷やします。熱が取れたら氷水から上げ、角バット等に水を切って移しておきます。
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6.大葉、みょうがを細かく刻み、スプラウトは2cmくらいにカットします。ボウルに入れ混ぜて合わせておきます。
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7.冷ました鶏ムネ肉を手で割き、食べやすい大きさにします。鍋に3.で取った出汁に[出汁調味料]と梅干の果肉を入れてひと煮たちさせます。火を止め、冬瓜と鶏ムネ肉を入れて熱が冷めたら冷蔵庫で3時間程寝かせます。
できれば一晩置いておくと冬瓜に出汁の旨味が浸み込みます。
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8.冬瓜の身が崩れないように盛り付け箸等でそっとお皿に入れ、鶏むね肉と刻んで合わせた香味野菜を上にのせ、出汁をお皿の縁に当てるようにして注ぎます。
盛り付け箸・・・「雅竹 白竹盛付け箸」は先端が極細になっていて持ち手側は平たくなっているので身が崩れやすい食材にも◎
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9.出来上がりです。鶏出汁の旨味と梅肉の酸味が夏らしくさっぱりとした冷たい煮物をお召し上がりください。
今回使った道具と調味料
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